2009 ヨーロッパアルプス登山紀行その3
ユングフラウ
(4099m)
バルナー・オーバーラントアルプス三連チャン

メンバー。wさん、山ごろ

7月30日(晴れ)

昨夜半から風速10m以上の強い風と雪が吹いて嵐の様でトイレに行くのも、躊躇するほどであった。
朝には、雲の多い天気で、嵐も収まっていた。
アイガー登山でビバーク(昨夜の天候では凍死してしまっているかも)しなくて、小屋に着けて、良かった。
本日は休養日とする。日本人ガイドさん達は、早朝3時起で、ユングフラウへ向かったようであった。片付けられる。寸前で、朝食済まして、のんびりと、観光客気分で駅に向かう。私は、昨日、アイガーで、ピッケルを落としたので、グリンデルの街へピッケルの買出しに行った。wさんとは、駅で別れた。
街に降りると、雲の多い天気で、一昨日の様な、澄み切った青空天気ではなかった。街の数軒の山道具の店を回ったが、何所も、定価販売で有った。結局、流行のグリベルのエアーテック・エボリエーションを21636円で買う。お得と思ったが、登山電車の運賃が約7000円プラス落とした。自分が悪い、直ぐに登山活動を再開できると思えば安いか。
良い休養日となった。


7月31日(快晴)

   
ユングフラウへアタック、早朝3時起床、多くの登山者が同じく、食堂に居た。小屋の出口も込み合っていた。
私達も身支度をして、小屋を後にした。wさんの姿が見えない、ユングフラウ駅の入口で、間違いなく
出会うだろと、他かを括っていたが、入口近くに居たのは、他の登山者で有った。「小さな、日本人の女性は見なかったか。」と尋ねたが、知らない様であった。
 体調でも崩したかと思い、小屋へと戻ったが、部屋にも居ない、再び、駅入口へ戻ったが、誰も居なかった。

一人で、ロートタールホルン東北東稜の末端目指して、氷河をトラバースした。トレースはバッチリ付いて、早朝の為
雪が締まって歩きやすかった。

東北東稜の末端の上に見える。雨量計を目印に、登る。ここで、一パーティー居たので、wさんを尋ねが、知らないの返事であった。

粘板岩のボロイ尾根、クラックを登る。

懸垂支点が有った。

ここから、岩峰を左に巻く(ケルン、よく踏まれた道)

回り込むと、階段状の壁を登ると。

ロートタールザッテル、ユングフラウ、ロートタールホルンが見渡せる。広い雪稜に出た。

左。ユングフラ、ロートタールホルン

ロートタールザッテルへ向かった。中間のトラバース付近に、wさんらしい気、姿が見えたので、コールしたら、wさん
出あった。出会えて、良かった(*^。^*)(^_^)v

ロートタールザッテル

クレパスを越えて、ロートタールザッテルを雪壁を50mいっぱいで登る。

ロートタールザッテルに立つ。

ユングフラウの西面を左にトラバースして、ロープ一本分間隔の鉄棒で支点を取って、登る。(雪の下はブルーアイスの様な雪面であった。確りと蹴り込んで登った。)
私の、ロープワークが悪く、時間を掛けてしまい、下のロートタールザッテルは熱い位出あった。ここは、風が通り
寒く、二人とも薄着のまま、だったので、体力を消耗した。



雪も消えてきたので、残る。数ピッチの支点帯はフリーで登る。


 
4158mのユングフラウ山頂に来た。


(ロートタールザッテルの下降)
下山時、ロートタールザッテル付近で、ヘリコプターが飛んで来て、ロートタールザッテル下のクレパス帯へ降りて行った。数分して、遭難者を抱きかかえる様に吊り上げ、飛んで行った。

通常は、帰り道は、クレパス帯を経て帰路とするが、しかし、先程の、事故を見ては、往路を下るのが、賢明と
皆、往路を下っていく事となった。日が高くなってきていたので、雪面は解けて、足が取られて大変歩きにくかった。
    
ロートタールホルン東北東稜の岩場に朝は気が付かなかったが、美しい、高山植物が咲いていました。
 
三連チャンの疲れが、ピークとなって、ヘロヘロでユングフラウヨッホ駅に到着した。

コースTIME
 ユングフラウヨッホ駅入口4:50/6:00-雨量計6:45-ロートタトールザッテル下8:46
 -ユングフラウ山頂10:50-ユングフラウヨッホ駅入口15:47

登行距離。約12km
googel Mapでご覧下さい

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8月1日(晴れ)
 
今日は、スイスの建国記念日。
 
メンヒ、アイガー、ユングフラウの三連チャンの疲れを癒す為、休養日とする。

8月2日(朝雨のち曇り)
 
朝から雨、調子の悪かった。wさんは回復したが、しかし、今日は私が、体調を崩して、移動の予定であったが、
キャンプ場に留まる事となった。(キャンプ場内の建物の談話室?のソファーで休憩出来て、体力を回復することが出来た。)


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