中国桂林・陽朔(ヤンソン)YANGSHUO
  山水画の中でクライミング。

中国 陽朔クライミングの規制 (K.W)
2009-12-25 21:28:35
 はじめまして
 11月末から12月上旬にかけてヤンソークライミングに行ってきた方からの情報です。
 これまで自由に登れていた中国桂陽朔のワインボトルと白山エリアが登攀禁止になったとのことです。
 ワインボトルは12月5から、白山は12月から禁止の看板が出ており、
ビックリしたとのこと。

 禁止看板の写真も見せてもらいましたが、ヤンソービレッジの名で違反者は罰金と明記しており、今後のこのエリアでのクライミングはできない模様です。
 理由は不明ですが残念です。特に質、量ともに群を抜く白山の禁止はきついです。

と言う事です。
残念です。他のエリアがClimbing禁止に成らないことを祈ります。山ごろ(2010年1月)

その後。
k.wさんの知人が2010年10月に陽朔・白山エリアにClimbingに入った時は、禁止解除されていたようです。
 良かった。!(^^)!2012年6月9日

期間。2008年12月27日-2009年1月4日

メンバー。 nさん・山ごろ

12月27日
 中部国際空港を定刻通り飛び立つ、途中入国の手続きの為、上海空港に降りて、広州へと飛び立った。
広州空港へは15時ごろに到着、日本からの荷物も無事来てた。やれやれ。
桂林へのチケットの手続きも済ませて、やれやれ、しかし、桂林空港の出発時間は、22時なので、空港内で
延々と待つことと成った。(空港は広いだけで、是と言った、店屋、施設もなく、(日本人クライマーが騙された。電気自動車が20元で走回っていた。)
 延々と待ち、搭乗、セキュリティーカウンターで私の手荷物が引掛かった。ライターが入っている。言うのである。私は入れた覚えもないので、ないととアピールしたが、係員は絶対に有る。と、言うので、再びセキュリティーボックスに荷物を入れた。ライタ−が入っている。と言う。全ての中身を開いた。最後に薬入れの袋の奥にライターが入っていました。「SORRY、SORRY」と言って、その場を出て、搭乗することが出来た。
桂林へは飛行機で1時間ほど、桂林空港へ到着、預けた。荷物も、無事来ていた。やれやれ、寝むたい。
桂林市内のホテルへ、深夜12時を過ぎていたので、移動はタクシーしかない、大きなザックを背負った。外人は、良い鴨、タクシー運転手が寄って来た。早速、値段の交渉、120元から始まって、90元で妥協して、桂林牡丹大酒店(ホテル)へ無事到着。
話せない英語で何とか、宿泊の手続きを済ます(12月27日と1月3日の両日各100元の預かり金を要求された。)ことが出来て、部屋に入るなり、床に就く。
 
12月28日(雨)
 桂林牡丹大酒店(ホテル)の朝食は、物足りなく部屋も狭かった。
 
ホテルから、歩いて、直ぐ(500m位)桂林バスターミナルへ、ここから、陽朔へ行く、切符売り場で、求めたら、15元
(225円、距離は60-70km)路線バスは大変安い。午前10時ごろ出発した。
 運転も、暴走化する事無く。普通でした。陽朔の近くに成り、周辺の景色が、山水画の世界になって来た。
 
少し街に入ったかと思ったら、混雑した。陽朔バスターミナルへと到着した。11時半ごろ。
私たちの、泊まる。陽朔新西街大酒店(ホテル)の通りは、結構、都会的で電気、携帯、衣服店等等が並ん出いました。向かいの、ホテルへ入る為に、通りを横断するが、しかし、信号はなく、右見て、左見て、左見て、車の流れの間を縫うように、横断する。回りの中国人?の動きを横断する。常に注意を怠らない様にする事。 
陽朔新西街大酒店(ホテル)通りに面して、立派、何とか、手続きを済ませることが出来て(預かり金100元)部屋へ
(ボーイは居ませんでしたので、自分たちで、荷物を運ぶ)
 
部屋は、広々として(3人でもokで、チョト無理すれば、4人は行けそうでした。洗面所には、ヘヤードライヤーが備え付けられて、タオルや歯ブラシも毎日、換えてくれ、風呂の湯も出ました。)また、ミネラルウォターの18Lタンクが有り、無料でしたので、初日にスーパーでミネラルウォターを1本買った。だけで済みました。
 
 荷物を整理して、クライミング情報収拾に、西街へ行きました。西街のメーンストリートへ、ガイドブックやネットで見たよりも、大変賑やかで、実に沢山の店が並んで、客も大勢居ました。
「グローバル(地球村)カフェーへ入った。が、しかし、頼みの日本語が話せる。店長、店員も居なくて、クライミングの話をしても、判らない様で、岩場への足としたい、ミニタクシーの予約もここでは出来ない様でしたので、直ぐに出ました。西街の中にある。 SpiderMan、Karstカフェー、BlackRock、のクライミング関係の店を見て回りました。が、クライミングギャーも少しだけ置いてある程度で、体験クライミングの受付ガイドの店という感じでした。
xClimberにて、最新版(2008年10月版)を購入しました。
 114ページ100元(中国にしたら、凄い高い金額)
その後、スーパーで行動食を共同購入して、天気が良ければ、近くの岩場で登ろうと思っていましたが、雨も降って来たので、ウインドショッピングをしていました。お土産が主ですが、衣料品の店も有り、アウトドアー系の衣料品店も有りました。入口に、ノースフェースのウインドストパーのジャケットが100元。見ていたら、店員が寄って来た。
                                           
奥にも、良さそうな、ノースフェース・ゴアジャケットが有り、これ高そうと、マムートのクライミングパンツも有り、ロゴは本物そっくりであるが、贋物?と思い、買う気はなかったが、店員が履いて見ていう様で、取り合え履いて見た。
nさんも、ノースフェースのウインドストパーのジャケットに気に居た。見たい、更に、マムートのクライミングパンツも気に入ったらしく、買うことに、私も、釣られて、ノースフェース・ゴアジャケットとマムートのクライミングパンツを買うことに成ってしまった。
店員が電卓で最初は4着で1200元。nさんは600元、店員は1000元、nさん700元、店員は880元でこれ以上はダメ。結局、4着880元と成った。
原始人カフェで夕食をした。(外国人が多く賑わっていた。)
ホテルへと帰る。が、買い物ゴルジュは避けては帰れない、nさんはすっかりハマり、お茶を買って、子供の服の店を覗いたら、店員が押し付けるように、服を勧めて来た。店員は130元というので、nさん当然買う気もなかったので、適当に50元と言って店を出たが、店員はすがる様に付いて来て、値段をドンドン下げて店の外50m程きて、50元でと言うので、根負けした。nさんは子供服を買って帰ることと成った。
ホテルに戻り、あの時は、凄い儲かったと思ったが、初日から二人共、買い物ゴルジュにハマってしまったと、反省。

12月29日(小雨、曇り)酒瓶山(WINE Bottle)エリア
 天気は、雨っぽい曇り、街から近くて、upに手頃な、酒瓶山(WINE Bottle)エリア(陽朔から近く、5.8から5.11のルートが29本)へ行きました。

                          
ホテルで朝食をタップリと食べて、バスターミナルから高田方面の路線バス(ハイエース型15人以上は乗る。路線上で手を振れば乗せてくれる。座れるところは全て座席と成り、補助席は風呂の椅子)
に乗って、蝴蝶泉(Butterfl Spring)の前で降ろして貰った。(5元)

道路を横断して気球船の乗り場(左の東屋)を抜け歩く(500m)、9時ごろ岩場の取り付きに到着、誰も居ませんでした。
前日は雨、今日も小雨の天気でしたが、全く、岩場は濡れていなくて、ビレイ地点も乾いていました。
他所の岩場に来て最初に、何処がどのルートか迷う、しかし、ラッキーなことに、チョークで所々にグレードが取り付きに書かれていて、判り易かったです。
 
部分的に被って居る所(コルネ)が有ります。沢山のバンドのフェースのクライミング、高さは20mから26m有り日本のルートと思うと、長く感じます。ピンの位置は、ランナウト気味にでした。(外国的には標準?)クラシカル的なクライミングエリア。クライマーは長袖シャツで丁度、ビレーヤーは防寒を着ればOKでした。

手始めに、「TheMiracleofLankou」26m5.9三ツ星を登る。被りもなく、ガバです。26mは登りでありました。
(M−OS)
其の内に二人のクライマーが来ました。声を掛けたら、日本の北海道から来たそうで、私たちと同じく、昨日、
陽朔へ入ったとの事でした。(翌日、一緒に白山(WhiteMountain)エリアへ行くことと成った。

次に、「ShuBaJie」19m5.10a二つ星を(M−OS)

アップも終わり、狙っていた。三ツ星ルート「where’sTheJug」5.11a26mは北海道パーティーが取り付いていたので、しかりと、ムーブを見せて頂き、(M−FL)癖のない、フェースルート。ランナウト気味にでした。

「Tension,」5.11b26mはクリップが悪く、ストレニアンスで抜けるだけで終わった。
クライミング中に、体験クライミングの人たちが、10人ほど来た。
 
酒瓶山エリア道路を挟んで向かいの蝴蝶泉(Butterfl Spring)エリア 蝶蝶の大きな看板の横にクライミングルートが有る。観光地と成っているので、登れば、観光客の受け合いが有る。
本日は、是にて終了。自動車道路へ出て、路線バスで陽朔へと帰った。(3元)?
 
この日の夕食。
12月30日(曇り) 白山(WhiteMountain)エリア(南面で一日日が当たる。高グレート5.10X10、5.11x12
5.12x13、5.13x10有り、日本の有名クライマーのルートも有る。新しいルートが出来ている。)
 今日も、ホテルで、タップリと朝食を食べて、出動。バスターミナルで、昨日、出会った。北海道クライマーと待ち合わせ、彼らも、クラスト・カフェーにクライミング事情を聞きだそうとしたが、上手くいかなかったそうです。
今日の、エリア、白山はバス停から遠そうなので、軽自動車タクシーで行こうと思ったが、ここには、軽自動車タクシーなくて、普益行きのバスの切符売りのおじさんに、トポの地図を見せたら、タクシーを携帯電話で呼んでくれた。
値段の交渉がスタート。片道140-130元と言うので、往復で200元で手を打ち、街を出た。(9時13分)

 
今回は、この会話帳が非常に有効でした。(お互い漢字が読み書き出来る為、水製ペンで何度でも書き直す事が出来る。)
小一時間走って、何か、違う。タクシーを止めて貰い、運転手が売店の人に聞いたが、「白山」は判らない様子。
来た道を戻って貰い、画像の店で止めて貰い、周辺をトポ地図と見比べた。違う、トポには、大きな木の下の小さな店と書いてあるが、しかし、大きな木はない、店員が「白山」エリアを知ってか知らぬか、運転手に、説明をしていた。普益へ少し戻って、大きく回って、小さな集落を通り、みかん畑の中を進んで行った。(車幅ギリギリである。)
更に、みかん畑を進んで、これ以上、行けない所まで来たら、みかんの木の先に大きな岩場が見えた。是は、白山に間違いないと、確信。タクシーから降りた。この時は、感謝感激で、片道100元は安いと思った。
運転手に、帰りの時間。「4時」と告げて、私達は、更に、みかん畑の中へ入って、白山の岩場の前に立った。
昨日の酒瓶山も感動したが、此方は、すっきりとして(石灰採石場の跡?)して、被りも凄い。(11時ごろ)




 
ここの岩場にも、ルート取り付きのマーキングが付けてあった。
 
早速、「TheMissingLink」13m5.10b/c二つ星其れなりに被っていて、一箇所微妙な所有り。(M-OS)
私たちと北海道パーティーに加えて、中国人+西洋人と日本人パーティー(話をしたら、鳳来の常連さんと知り合いだった。世の中狭いです。(@_@。)、が加わった。
「CaveMan」14m5.11a出だしから、ボルダームーブで、又、ボルダームーブが続き、3ピン目で敗退。
 
白山エリアは手強い、北海道パーティーが登っていた。ルート、「FaceRoute」25m以上5.11a二つ星
ルートの具合を聞いたら、凄く難しいくはないが、長い良いルートと教えてくれた。早速、登る。初めは、ガバガバで、ガンガンと登り、途中で2箇所、微妙な場が有った。被っていないのでクリアして、最後は長いので、其れなりに、撚れて来ていたが。OSを逃して成らぬと、頑張った。ふ〜(^_^)v振り向けば、水墨画の風景が広がって見えた。日本にもこんな、5.11が有ったら、フリークライミングも多くの登山者に好まれると思った。(M-OS)
nさんも登って、もう一本と思ったら、タクシーの待ち合わせ時間の午後4時と成っていたので、本日は是でお開きとした。
帰りは、1時間も掛からずに陽朔のバスターミナルへと戻った。ここで、北海道パーティーと別れた。

 
ホテルへ帰って、風呂に入って、夕食へ街に出た。(このパターンが帰国まで続いた。)
西街はパスして、陽朔の街を南へ1km位歩いて、街角の地元の食堂へ入った。店は、綺麗ではないが、野菜が多く、チャーハンは日本の味と同じ出あった。ビールを2本(1本5元?)とおかず2品(1品10元)で、スープもサービスで、30元でお腹いっぱい(白ご飯は無料の様で、地元の人はセルフで盛っていた。)になったので、連日、この食堂へ通った。

12月31日(晴れ)月亮山(MoonHill)エリア(陽朔から比較的近い、大きな岩山にポカリと大穴が開いている。観光名所にも成っていて、グレードも5.9から5.13(超どっ被りのアーチ)まで27本有り、陽朔へクライミングに来たら、是非とも登って見たいエリアです。が、標高も高く、北面に面しているので、この時期は、厳しいそうです。 
此方へ来て、初めての晴れ、是は、月亮山へ行くしかないでしょう、何時ものように、お腹いっぱいにして、ホテルを出た。

慣れてきたので、ホテル前を通る。軽自動車のバス(タクシー)に乗った。走りながら、値段の交渉を「1人30元」と
助席の女が言う、冗談でしょ。何回。値段を安くと言っても、巖と聞かず、其のうちに、月亮山前に来てしまった。
二人で、60元だ。言っていた。此方も、40元でと言っても、60元と言うので、根負けして、60元払って、車を降りた。
 
入口で一人15元の入場料を払う(8時30分)、目の前に、写真で見た。月亮山が見えた。竹林の気持ちの良い階段を登る。

月亮山が近づいて見える。自然は凄いと思い、そこを登ることが出来るとは、感動(@_@。
階段を登り切って、月亮山のアーチの下へ出た。早速、岩場のある。裏へ回る。




ルートだけを確認したが、寒い!!12月の鬼石のメーインウオールの様だ。この寒さで、2人とも戦意喪失。
 
しかし、ここまで、来たので、取りあえず。1本登る。「EmissionControl」23m5.9ガバガバルート、しかし、5〜6ピン目の次のピンがない、辺りを捜すがない、見えている。ピンはかなり上だ。迷ったが、落ちる事はないと思い
登る。注意して登ったが、途中には、ピンを捜すことは出来なかった。無事、終了点へふ〜(~o~)(M-OS)
 降りてくる。途中の出っ張りに、ピンを発見するが、ロープの流れから、可也、離れていて、ヌンチャク3連で繋ぎ良くなる様で、おかしいと思いつつ、下って。nさんと交代。
こう寒いのでは、登って居られないので、他のエリアへ行こうと、畳んだ。アーチを潜って、レンガ広場に来て、
 
アーチ南東面を見た。ザックを置いて、ルート研究。5.11c、5.11a、5.11a、5.11bと4本有り、長く、ルートとして登り応えが有りそうだった。しかも、日が当たるので暖かい、
早速、「Muca」20m5.11aにTRY、岩質が鳳来の様で、ガバをガンガン気持ちよく登る。途中1箇所悪い所が有り、穴のテラスに入って、慎重にクリップ。(M-OS)
 
続いて、「Name?」20m5.11cを登る。グレードだけ有り、カブリがきつい、途中に小コルネの辺りが
核心か、終了点が悪かった。クリップ体制に入って、穴のテラスには狭く入れないので、体をもう一つ伸ばさなければ
クリップ出来ない、体のヨレも来ているのを感じた。ヤバイ、落ちるかも、是が国内なら、落ちていたが、高い費用を払っているので、ガンバーで、更に、体を上げて、奥の横カチで、クリップする事が出来た。!!OnSightグレード更新。鬼石の大洪水の様だった。(^_^)v。(M-OS)
ここは、もう一つ、おまけに、「Lepotica」20m5.11aを登る。下部は、「Name?」20m5.11c
は同じで途中から別れて、終了点は、「Muca」20m5.11a 同じで有ったので、気楽にTRYした。立てホールドが核心か、終了ピンに来て、よれが来ていたが、ここは我慢して、クリップする事が出来た。(M-OS)
 登っていると、時々来る。観光客の喝采を浴びる。しかし、ここの岩壁は脆く、登り込まれて無いせいか、時々欠片が落ちて来た。ビレヤーは其れなりに注意しているが、観光客は無防備なので、注意が必要と思われる。又、ジュース売りのおばちゃんが五月蝿い。



月亮山頂上からの眺めも良い。
朝は軽タクシーにボワレて、不愉快な思いをしたが、たくさん登り、OnSightグレードも更新する事が出来て気持ちよく、山を下ることが出来た。
帰りは、路線バスに乗って、陽朔の街まで、5元。
何時もの様に、お風呂に入って、何時もの店に行って食べて寝る。極楽(~o~)極楽(~o~)

YouTube

(酒瓶エリア、白山エリア)


(月亮山(ムーンヒル)・雷劈山(レピシャン))

中国桂林・陽朔(ヤンソン)YANGSHUO  山水画の中でクライミング。その2へ続く。

2009年山行記録

海外登山記録



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