インド/ガルワールヒマラヤ/花の谷(3500
1935年にカメットに遠征したF・スマイスによって命名された「花の谷」は、標高3,500m前後に位置する幅2q、長さ10q程の大きな谷です。 初夏の頃まで深い雪に覆われ、亜高山帯の花畑を形成する最高の条件下にあるため、夏にはシオガマギク、サクラソウ、アヤメ類などの比較的大型の高山植物が密生し、豪華な花の群落を作ります。現在でも徒歩でなければ入ることのできない山の中にあるため、ありのままの自然が壊されずに残っています。    
 
幻の花、ブルーポピーを求めてインドへ。
                   

メンバー。yさん、mさん、、OHさん、ガイドRaさん、運転手Guさん
山ごろ

8月22日(晴れ)
 
日本発−バンコック経由(出発が40分程遅れる。)
インド・デリー空港21時30分頃到着、預け荷物も無事届いていて、やれやれ、初対面のyさん、mさんに出会えるか、心配であったが、無事、合流できました。(~o~)ふ〜
迎えの車に乗り込み、デリーの市街地に入ると、大渋滞。クラクションの音と土煙りが凄い、
何処をどう走っているのか、判らないが、mさんのゲストハウスへ、其処は、郊外の5-6階建てのマンションが立ち並ぶ、団地。日本では、考えられないが、団地の入口に、守衛がいて、車をチェツク受けて団地内へ、更に、マンションに、入るのにも、門扉のベルで、管理人を呼び出して、門の中へと入る。
 
3階の部屋に案内された。第一日目のホテルはゲストハウスと聞いていて、狭い一室と思ったら、広々で、ベットが2台、大きな机に椅子、エアコン、トイレ(紙付)+シャワー室と、感動、更に、一人一部屋で、これまた、感動!(^^)!
荷を、整理する事無く、2階の、食堂へ案内される。
歓迎の夕食、改めて、今回の、ツアーの参加者の照会を頂いた。
yさん、mさん、OHさん(韓国の人で、日本語ペラベラ)とガイドのRaさん(インドの方日本語ベラベラ)運転手のGuさん(インドの方日本語ベラベラ)
このマンションは、長期滞在出張の日本人向けのマンションで有る様であった。
ツアーの説明を簡単に受けて、遅い食事を食べる。
明日は、早朝出発。部屋に戻り、明日からの、身支度をする。トレッキングなので、支度は少ないが、それでも、午前1時ごろになって、シャワーも浴びず。寝る。
8月23日(晴れ)
暗い、早朝にマンションを出発。大きな道路へ、出ると、大渋滞、クラクションの音と土煙りが凄い、空港からの迎えの時も
凄かったが、その倍の混み様。しかし、市街地を抜けて、運河沿いの道を走ると、渋滞も無く、走ることが出来た。
道幅も狭く、舗装はされているが、ボコボコである。国道へ出て、スムーズに流れの中を走って行った。

ガンジス川沿い綴れ折れの山岳道路となって、グングンと高度をあげる。途中、渋滞で車が止まる。崖崩れで、修復作業中の様であった。車から降りて、谷底のガンジス川を見る。
 
快適な山岳道路を登り、賑やかな町へ入った。(休憩)
 

 
快適に車が走っていったが、又、渋滞。原因は、土砂崩れにより、道が半分崩れ落ちていた。
しかし、この先も、大岩が落ちていたり、雨季末期の大雨で、このような状況は、今回のツアーでは数え切れないほど有った。土砂で押し潰された。車も数台見た。
 

 
大きな、菩提樹の有る町に入ったら、渋滞で、全く動かなくなった。直ぐには、渋滞は解消されないようで、プチ観光。
車が動き出したので、車へ戻る。渋滞の原因は、又もや、土砂崩れの為。
花の谷、登山口のガンガリアまで、半分も来ていないのにこの先、無事に到着出来るのかと思うと不安になる。
 ゴルジュの中に寺院が建立されいました。

  

  
しかし、案ずるが産みの如し、夜の8時頃に、小さい町チャモリへ辿り着くことが出来ました。ふ〜(~o~)です。
運転手のGuさんが一番、お疲れです。ご苦労様でした。
ホテルに、荷物を置いて、夕食です。カレー尽くしの夕食。
8月24日(晴れ、雨)
 
朝のチャモリの町。
 
町の食堂で朝食を食べて、出発。道路は相変わらず悪く、所々で、土砂崩れの、跡を見る。
早朝の為、渋滞は無かった。
 
開けた風景の中を走る様になり、段々畑も見えて、日本的な風景と成る。大滝も見た。二段80m位?
 
ジョシマットの街に入り、ロープウェーに乗った。(冬のシーズンはスキー場と成る。)
 
しかし、山頂駅は、生憎の雨、予定では、一登りして、インド・ヒマラヤの風景を展望する筈であった。雨で展望も効かないので、山頂駅周辺の高山植物の写真を撮る。
 

 

 

 
街の高級レストラン食堂で、昼食。
 

 
17時ごろ、ゴビンダガードへ到着。シーク教の聖地、ヘムクンドの登山基地村なので、大勢の人がいた。明日の天気を祈る。
8月25日(曇りのち雨)

朝焼けのゴビンダガード。
 
いざ、標高3040mのガンガリアへ出発。(標高差は約1200m)
 
ゴビンダガードの登山口は、お土産屋などが賑わう商店街を抜けて、橋を渡りる。其処には、沢山の馬子や背負篭屋(背負われ登山する。)から、ひっきりなしに、声が掛かる。
勿論、私達は歩く、登山道は、大変良く整備された。石畳の道と成っていて、歩きやすい。
 

 
登山道脇に花を見ることが出来た。ガイドのRaさんが、この緑の葉は、大麻草と教えくれた。良く見れば、幾らでも、咲いている。日本なら、大事件。しかし、ここは、インド。
 
途中の村の上に、三段の大滝を見た。
 
所々に、売店が有り、チャイ、飲料水、お菓子、ビニール合羽などを売っているので、手ぶらで登ってくること出来る。
 

 
途中から、交代で、馬に乗る。馬が小さいので乗りやすかった。(極楽登山である。)
 
登山道が川の近くを通る。この日も増水して、音を立てて強い流れと成っいた。一部、登山道も崩れていたが、山側に修復されて、通行出来た。時々、通行止めと成り、ガンガリアへ辿り着けないことも有り、
 
雨の中の乗馬は、乗っているだけでなので、体を使わない為、寒かった。途中、Ohさん変わる予定が、いつの間にか、目的地の、ガンガリアへ到着してしまった。茶屋で、皆が登って来るのを、小1時間程待っていたら、体が冷えてしまい、翌々日に体調を崩す原因を作ってしまった。
 
ホテルに荷を置いて、市内見物、山奥なのに、沢山のお土産や、ホテル、テント、八百屋、薬局(医師も居る。翌々日お世話に成る。)等々、小さい下の町よりも多種沢山有った。
登山ガイドの看板が有った。店を覗いていると、ガイドが奥から現れて、色々、英語で話してくれた。店内には、古いが山スキーの道具が展示されていた。ガイドは日本の西遊旅行の仕事を引き受けていてる。と言っていた。
 
岩雪崩が起きた。街の正面の岩山、登攀的要素が有りそうに見えたが。
YouTube



町を一通り見て、ホテルに戻っ来た時、正面の岩山の山の山頂付近から、バリバリと音を点てながら、岩雪崩が発生した。
直ぐに、収まると思っていた。しかし、連鎖的に発生して、収まる気配が無かった。下に、キャンプしている。馬子達も、テントから出て、収まるのを見守っていた。10分くらい続いて、幸いにも、岩がキャンプに経つすることは無かった。
夕食は、ホテル隣の食堂へ、肉系が無いので味気ない。
TIME。ゴビンダガード7:20発−ガンガリア13:00着。

8月26日(朝晴れ-曇り-雨)


朝は、気持ちよく晴れ渡っていた。いよいよ、幻の花、ブルーポピーに出会うために、花の谷へ、本日は、地元で、高山植物を研究されている。方が、花のガイドとして、同行して頂いて、彼の話を、ガイドのRaさんが日本語に通訳して、話してくれた。

町を抜けると、登山道は左右に分かれる。左が、花の谷国立公園へ向かう、右は聖地ヘムクンドへの登山道、殆どの人たちは、ヘムクンドへと登っていた。(大滝が気に成りました。)
  
緑色の小屋が有り、これが公園入口で、入山料金を、ガイドのRaにまとめて、支払ってもらう(外国人の入場料金は高い。)
本格的な、花の谷は、この先の、吊橋を渡った先であるが、しかし、其処までにも、多くの花を見た。

















































吊橋付近の風景、狭いV字方の谷であるが、渡った先を登り切ると、

広いU字型の谷間となる。本格的な花の谷となる。雲の合間から、氷河を抱いた。山が見えた。
 トリカブト、インドでも毒のある花としてとして、知られている。



 



 




















花の谷間に入り始めは、ツリフネソウの花ばかりで、詰まらないと思っていた。しかし、花の先生が、草の間に咲く、花を教えてくれたので、沢山の花を見ることが出来ました。



村から、7km地点で、お昼の休憩をして、ここから戻る。雨がポツポツと降って来た。
残念ながら、ブルーポピーは見つからず、(~_~;)(時期的には7月から8月上旬)
(大して登っていないのに、息切れがして、体がダルかった。)
  蹄鉄屋
村へと戻り、ホテルに帰るなり、ベッドへ、夕食の時間に成っても、食べる気も起こらないかったので寝る。
食事を終えて、皆が、心配してくれた。体温を測ったら、なんと38度も有った。幸い、下痢は無かった。
ガイドのRaさんが薬を貰って来てくれる。事となった。20分位して、Raさんが部屋に戻って来て、村に医師が居たので、私の症状を伝えて、数種類の薬を処方してくれた。薬を飲んで、寝る。
ガイド登山の有り難身を感じた。

TIME。花の谷公園入口8:30-河原近くお昼の休憩12:30/13:00-花の谷公園入口15:30-ガンガリアホテル15:40
地図
ルートラボ


GoogleMap


より大きな地図で インド・ゴビンダガードからガンガリア を表示


より大きな地図で インド・花の谷(2010年8月26日) を表示

2010年山行記録



インド・ジャイプル・バドリナート観光偏へ続く。


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